テニオタチャンネル

テニスオタクの社会人が、数々の大会をチェックし、スコアをファイリングし、時には会場へ足を運んで得たテニスの知識を元に誰よりも詳しく男子プロテニスを皆さんに紹介します。

デイリーテニス#10 全豪特集 9日目 QF

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こんにちは。テニオタチャンネルです。

最初は128人いた全豪本戦もとうとう8人までしぼられました。準々決勝がはじまります。

今日は昨日のボトムハーフ準々決勝についてお伝えします。

  1. アグート、力尽きる
  2. [悲報]ナダル、無慈悲すぎる

1:アグート、力尽きる

  ここまで破竹の勢いで勝ち上がってきた両者の戦いとなった1試合目。安定したストローク力をもつ二人の激しい打ち合いになります。いきなり最初のゲームでアグートがブレークに成功しますが、第8ゲームでチチパスがブレークバックすると、タイブレーク目前の第12ゲームでもチチパスがブレークし、タイブレークに入る前にこのセットを取ります。セカンドセットでもアグートが先にブレーク、今度は反撃を許さずセットオールとします。3rdセット、またしても先にブレークしたのはアグート。しかし、4-3としてから2連続でサービスを落としチチパスが一気に逆転。4thセットではアグートがマッチポイントをしのぐ根性を見せるもののタイブレークをチチパスが取り自身初のグランドスラムベスト4入りを決めました。

 次の相手は去年のトロントマスターズで誕生日に完膚なきまでタコ殴りされた因縁のナダルです。あの時の仕返しができるでしょうか??

2:[悲報]ナダル、無慈悲すぎる

  はい。タイトルの通りです。ここまでアンダーソンやディミを下し必死の思いで勝ち残ってきた若者ティアフォーがナダルに挑みましたが、わずが1時間49分で完敗しました。

  、、、なんなんでしょうね。アレですか?ナダルは、必死になって上がってきた選手を絶望に叩き落とすのが趣味なんですか。2017年全仏、準決勝でマレーと壮絶な死闘をして勝って決勝に行った僕の大好きなワウリンカに、ボールを食べちゃうほどの精神ダメージを与えた恨みは忘れてないからね、ラファ。

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  他の選手には有効だったショット、戦術が魔人ラファエルナダルと戦った瞬間無効化されるのはあるあるなんですけどね。自分が打った100点満点のスーパーショット、他の選手ならエースになるのにナダルだと逆に8000点くらいのカウンターになって返ってきますからね。試合中盤あたりからナダルに全てをへし折られた選手からみるみる覇気がなくなっていくのはナダル名物でもあります。その真骨頂が、その大会無類の強さを誇り4度目のグランドスラム制覇かと思いきや決勝にしてなにも通用しなくなった上の写真ワウリンカです。

  準決勝、チチパスならやってくれる!という期待もあると思いますが、僕個人の予想としては、「多少、マシな試合ができる」程度だと思っています。数年後ならともかく、いまはね。

 

以上、ボトムハーフ準々決勝の結果をお伝えしました。

それぞれのハイライト載せておきますね。

お読みいただきありがとうございました!


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