テニオタチャンネル

テニスオタクの社会人が、数々の大会をチェックし、スコアをファイリングし、時には会場へ足を運んで得たテニスの知識を元に誰よりも詳しく男子プロテニスを皆さんに紹介します。

デイリーテニス#8 全豪特集 7日目 4回戦

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こんにちは。テニオタチャンネルです。

今日は昨日行われたボトムハーフ4回戦の結果をお伝えします。

  1. アグートおじさんやば過ぎ、、
  2. 伝説の試合になるかも、、?そして世代交代?
  3. USAのダークホース
  4. 空気さん、、、

1:アグートおじさんやば過ぎ、、

  僕の推しメンで唯一勝ち残っているチリッチは今シーズン開幕と同時にすごい勢いで勝ちまくっているバウティスタアグートと対戦。フラットドライブ気味のストローク同士の高速ラリーに見応えがあったこの試合は両者一歩もゆずらない展開となり、1stセットはチリッチが取りますが、2、3セットはアグートがブレークポイントすら与えない完璧な試合運びで逆転に成功。このままやられるかと思われましたが、4thセットでは第6ゲームでバウティスタアグートが4回のデュースの末キープするなど緊迫した展開の中、チリッチ5ー4として迎えたアグートのサービス、チリッチが一瞬の隙を突いてブレークに成功し、ファイナルセットに突入します。ファイナルセットも息詰まるキープ戦となりますが、4ー4で迎えたチリッチのサービスを、アグートが3回目のブレークチャンスをものにします。そのまま逃げ切ったアグートがベスト8進出となりました。これで、僕の推しメンはいなくなってしまいました、、まあ、ラオニッチやメドべデフなど好きな選手はまだいるのでそっちに切り替えていこうと思います。

  バウティスタアグートはこれでシーズン開幕からなんと無傷の9連勝となりました。(!!)これはすげー   普通に見れば、次戦であたるチチパスが勝つと思われるんですが、今のアグートならチチパスもくわれかねないと思っています、、、

2:伝説の試合になるかも、、?そして世代交代?

  ここまで1セットも落とさない隙のないテニスで勝ち上がってきたフェデラーは若手の星チチパスと対戦しました。僕としては多少苦戦しつつもフェデラーがストレートか3ー1で勝つと予想していましたが、それは見事に外れ大会屈指の激戦となりました。まず、試合開始のチチパスのサービスがいきなりフェデラーの急襲にあい、4回デュースに持ち込まれますがなんとかここを持ちこたえてキープするとその後はお互いブレークポイントを与えないままタイブレークに突入します。お互いメンタルの強さを見せつけ全く譲りません。そして、12ー11で迎えた両者通じて6回目のセットポイントをものにしたのはフェデラーでした。さらに圧巻だったのはセカンドセットで、チチパスは第6、8、10ゲームのサービスゲームで、合計するとなんと15回のデュースを戦い、4つのブレークポイントと4つのセットポイントをしのいでいます。これは凄過ぎますね、、、フェデラーの攻めからこんなに耐えられた選手ってマジでジョコビッチしかいないと思います。20歳でこのメンタルって、なんとも末恐ろしい選手です。。その後またしてもタイブレークになり、今度はチチパスが取ります。3rdセットも緊迫したキープ戦になりますが、タイブレークを目前にしたチチパス6ー5のフェデラーサーブで、チチパスが攻め込み2ー1と逆転します。さらに4thセットもお互いにブレークポイントすら与えないサービス戦のまま三たびタイブレークになります。タイブレークでは非常に高度な打ち合いになりますが、見事チチパスがこれを取りフェデラーを撃破しました。

 いや、チチパスのメンタルがとんでもないことがテニス界に知れ渡った試合になりましたね、、こんな激戦を演じられる37歳も大概イカれてますけど、、

 某テニス掲示板では、この試合が「去年のツアーファイナル決勝に続き世代交代を象徴する試合」「フェデラーを破ったチチパスは、サンプラスを破った時のフェデラーと同じかもしれない」など、もしかしたらこれがテニスの歴史に刻まれる試合になるかもしれないという声が多くあがりました。数年たってみないと分かりませんが、この試合がとんでもないものだったのは明らかですね。

3:USAのダークホース

  おととしのセミファイナリストディミトロフは、ベスト16にただ1人ノーシードから勝ち上がってきたティアフォーと対戦しました。上記二つの試合に続きこれもすごい熱戦になりました。まずティアフォーが2つのブレークに成功しファーストセットを7-5で取ります。セカンドセットでは、ディミトロフが先にブレークしますがティアフォーがすぐさまブレークバック。その後はお互いしっかりキープしタイブレへ。タイブレではお互い激しくミニブレークし合った後ディミトロフが6-3と3つのセットポイントとチャンスを迎えますが、なんとティアフォーがこれを全てしのくとそのまま1ポイントも失わずにタイブレを取ります。サードセットはディミトロフが意地を見せ取り返しますが、フォースセットでは第8ゲームで3つのブレークピンチをしのいだティアフォーが第11ゲームでブレークし見事勝ち切りました。

 ティアフォーがかなり伸びてきているのは知っていましたが、ちゃんと彼のテニスを見たのは初めてでした。印象としては、かなり多彩なショットを持っていますね。緩急という意味でもそうですし、コートを広く使う能力にも長けていると思いました。ディミトロフも、すごくスライスに磨きがかかっているように感じたけど、この試合はメンタル面含めティアフォーが全体的に上でしたね。ティアフォーは、アンダーソンにも勝ってよくノーシードからベスト8まできたと思います。次は、あの最強のおじさん達の1人と戦います。どんな試合になるんでしょうか。

4:空気さん、、

  我らがベルディヒさんは、ばもすナダルと対戦しました。今大会好調だっただけにナダルに勝つのは厳しいとしてもそこそこいい試合になるとファンは期待していたと思うのですが、芸人魂を発揮しベーグルとポッキーを立て続けに食らうという会場が静まりかえるほどのボコボコ具合を披露しました。それでも3rdセットは立て直しタイブレークまで持ち込みますが、ストレートで敗れました。他の3試合がすべて激闘だった中、1人だけストレート負けとネタ枠の役割を果たしてナダルの強さを教えてくれました。

 

明日の準々決勝では、バウティスタアグートとチチパス、ナダルとティアフォーが激突します。

以上、ボトムハーフ4回戦の結果をお伝えしました。

チリッチvsアグート、フェデラーvsチチパスの試合を載せておきます。

お読みいただきありがとうございました!


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