テニオタチャンネル

テニスオタクの社会人が、数々の大会をチェックし、スコアをファイリングし、時には会場へ足を運んで得たテニスの知識を元に誰よりも詳しく男子プロテニスを皆さんに紹介します。

デイリーテニス#2 全豪特集 1日目 1回戦

こんにちは。テニオタチャンネルです。

ついに始まりました全豪オープン。今回は、昨日14日に行われた初日、ボトムハーフの1回戦についてお伝えします。

  1. かなり順当な1回戦
  2. マレー、全豪を去る
  3. 西岡下克上
  4. ベルディヒさん勝利
  5. その他試合結果

それでは解説していきます。

1:かなり順当な1回戦

 どのグランドスラムでも、1回戦からシード選手が負ける番狂わせはいくつもあるものですが、今回は非常に順当な勝ち上がりとなりました。2シードのナダルを始め、フェデラー、アンダーソン、チリッチ、カチャノフ、チチパスの上位シードに加え、先週シドニーで初のツアータイトルを獲得したデミナー君、シュワルツマン、ディミトロフ、バシラシヴィリ、モンフィス、ベルダスコ、バウティスタアグートとシード勢は軒並み2回戦進出を決めています。過去のグランドスラムを振り返っても、ここまで順当な初日はあまりなかったと思います。

2:マレー、全豪を去る

 さて、先日引退を発表し未だにテニスファンの動揺がおさまらないなか、マレーがバウティスタアグートとの1回戦に臨みました。 マレーは、バウティスタアグートに1セット、2セットを続けて落としますが、その後驚異の追い上げを見せ、3セットと4セットをなんと両方タイブレークを制して取り、試合は最終セットまでもつれます。しかし、本人も会見で言っていた身体の痛みが来たのか、5セットでは2つのブレークを許します。1ー5で迎えたサービスゲーム、アグートのマッチポイントをなんとかしのぎ第8ゲームへ望みを繋ぎますが、最後はドーハを制したバウティスタアグートの前に力尽きました。ボロボロな状態で果たして5セットマッチをまともに戦えるのかとファンが心配する中、4時間14分戦い抜いたマレーに会場からは惜しみない声援が送られました。

 今後の去就についてはまだ公表していませんが、ここで辞めるにしてももう少しつづけるにしても、ファンとして尊重したいと思います。

3:西岡下克上

 本戦ストレートインで1回戦に臨んだ69位の西岡。相手は先週シドニーを制し勢いに乗るアメリカのサングレン。ランキングも41位と格上の相手でしたが、6ー4、7ー6、4ー6、6ー4で見事に勝利しました。これで2年連続の1回戦突破となりました。今年は2回戦突破を期待したいところですが、次の相手は去年のパリマスターズでジョコビッチを倒して優勝した10シードのカチャノフです。どうなるのでしょうか、明日注目です。

4:ベルディヒさん勝利

 ドーハで準優勝しケガからの再スタートをきった空気さん(愛称)ですが、全豪でも見事13シード、去年のベスト4エドモンドをストレートで下し1回戦を突破しました。エドモンドは前哨戦から調子が良くなかったようですが、それでもストレートで下したのは空気さんの調子の良さが伺えます。

5:その他試合結果

 最初にシード勢は軒並み勝利と書きましたが、唯一の番狂わせとして9シードのイズナーが同じアメリカのオペルカに敗れています。また、はっきり言って番狂わせ感は全くないですが、31シードのジョンソンがセッピに負けました。日本勢では、唯一予選を勝ち抜いた伊藤がエバンスにストレートで敗れています。

そのほか、フリッツ、ティアフォー、ミルマン、ハーセ、エブデンなどが2回戦進出を決めています。

 

以上、ボトムハーフ1回戦の結果をまとめました。次回は今まっ最中のトップハーフ1回戦の速報をお伝えします。

お読みいただきありがとうございました!