大会レビュー#4 シドニー
こんにちは。テニオタチャンネルです。
記事を書くのが遅くなり、ファンの視線はもはや全豪とマレーにしか向いていませんが、シドニーについて書こうと思います。
- デミナー、初タイトル!!
- ベテランセッピの躍動
- 西岡、ベスト8進出
- その他試合結果
1:デミナー、初タイトル!!
ここ1、2年でメキメキと頭角を現し、今やトップ30プレイヤーとなったデミナー。ブリズベンでは3回戦でツォンガに敗れていましたが、再び地元オーストラリアでの大会に臨みました。ラヨビッチ、オペルカ、トンプソンを軽くひねり潰すと、準決勝では試練のシモンと対戦(シモンはしつこい粘り強いプレースタイルからファンの間では沼とも呼ばれてます)。苦戦が予想されましたが、それを裏切り6ー3、6ー2で瞬殺してしまいました。決勝では、イタリアのセッピを7ー5、7ー6の接戦で下し見事10代でのツアー優勝を掴みました。
デミナーはその恵まれた運動能力をいかした広域コートカバーリングとカウンター、相手の強いショットも諦めずに最後まで追う精神力が武器で、僕の推し選手です。彼が優勝したということで、僕もとても嬉しかったです。これから間違いなくもっとデカいタイトルをどんどん獲っていくと思うので、皆さんも注目してみてください。
2:ベテランセッピの躍動
まもなく35歳になるイタリアのベテラン、セッピ。これまで大きい大会では、2015年に全豪でフェデラーに勝ったくらいしか目立った活躍はありませんが、ツアー3勝をあげていて常に上位にいるイメージです。そのセッピですが、今回はフランスの同じくベテラン、シャルディとスロバキアのハードヒッタークーリザンを下し、準々決勝では今年トップ10入りすると言われているチチパス、トップ20プレイヤーシュワルツマンにも勝利し決勝進出を果たします。決勝ではお伝えした通りデミナーに敗れましたが、見事準優勝を果たしました。
3:西岡、ベスト8進出
予選を勝ち抜いて本戦に出場した西岡、1回戦の相手はダブルスで全仏優勝とツアーファイナル出場経験があり、シングルでもツアー優勝しているハリソン。しかし、危なげなくここを勝つと、2回戦ではルブレフを下してベスト8入りしました。
4:その他試合結果
メドべデフ欠場によりラッキールーザーで本戦入りしたダニエル太郎は初戦でトンプソンに敗れました。また、比較的安定しているフランスのプイユは1回戦でルブレフに負けています。
以上、大会レビュー第4回シドニー編でした。
最後に、デミナーとセッピの決勝の様子を載せます。
お読みいただきありがとうございました!
Andreas Seppi v Alex de Minaur match highlights (Final) | Sydney International 2019